みんかぶ不動産

不動産投資で成功するために知っておきたい信頼できる相談先の探し方

筆者: 八木 チエ不動産投資管理
2019/08/192019/09/18

不動産投資には他の投資商品にしかないメリットが多くある中で、高い専門知識を要する投資商品でもあります。ご自身で勉強されるのはもちろんのことですが、しかし、やはり素人の自分から深くまで知識を網羅することはなかなか難しいです。


従って、ご自身だけではなく、専門家に相談することが非常に重要です。とは言え、多くある相談先がある中でどのように選んだらいいのかが分からない、信頼できる相談者の選び方が知らない方も多いでしょう。


そこで今回の記事では、相談先の選び方についてまとめました。これから不動産投資について相談を検討されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

1.不動産投資とは?

不動産投資とは、投資家がマンションやアパートなどを購入して入居者を募り、その家賃収入により利益を得る投資法のことを言います

不動産投資は高い専門知識が要求される投資商品であるため、ご自身で基礎知識をつけた上で、信頼できる相談先に相談することが大切です。


また、必要になる費用も高額になり銀行などの金融機関から借り入れを行って不動産投資を行うケースがほとんどであるため、お金に関する専門知識も必要になります。


さらに、不動産の登記などの法律的な知識、家賃決定のために周囲の家賃相場に関する知識、銀行から借り入れを受けるための金融に関する知識など、必要になる知識は膨大な量に及びます。


これらをすべて自分の力だけで網羅することは、難しいと言わざるを得ません。そのために、各分野の専門家に不動産投資について相談する必要が出てきます。では、誰に不動産投資について相談すればよいのでしょうか?不動産投資について相談できる相談先を次の章で紹介していきます。

2.具体的には不動産投資は誰に相談すればよい?相談内容によって相談先を決める

不動産投資に関することを相談できる相手には、不動産投資全般のプロとお金など分野に特化したプロがいます。

まず、不動産投資の何に関して相談したいかを明確にし、誰に相談するかということを決めましょう。

1)ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、人生の資金計画や資産形成のアドバイスを受けることができます。


ファイナンシャルプランナーに相談できる内容の中には、資産運用全般です。ですので、これから資産形成を検討されていて、どの投資商品を明確に決めていない方には適していると言えます。

ファイナンシャルプランナーに相談する場合には、事前にご自分の現在の年齢や年収、家族構成、現在の資産状況などの情報をまとめておきましょう。


ファイナンシャルプランナーに相談するメリットとしては、全体の投資プランを相談できることです。一方、デメリットとしては不動産投資に詳しい方は多くないことです。従って、ファイナンシャルプランナーには投資全般の相談という位置づけで利用するといいでしょう。


一度「不動産投資 ファイナンシャルプランナー ○○(住んでいる場所)」などのキーワードで、お住いの地域に不動産投資に詳しいファイナンシャルプランナーがいないか調べてみることをお勧めします。


2)司法書士

司法書士は、土地や建物の登記、会社や各種法人の登記、成年後見人、相続・遺言、債務整理、裁判などに関する業務を行う職業です。

不動産投資に関して司法書士に相談できることは、土地や建物の登記と会社や各種法人の登記に関することがメインとなります。


投資用に購入したいと思っている物件の名義を変更することに、法律上の問題がないかという点についての確認や、土地や建物の登記を行う際にどのような書類が必要かといったことを相談することができるのです。


また、不動産投資を行う際に個人であっても不動産投資会社を設立するケースもあります。どの程度の規模で不動産投資を行う場合に、法人を設立すれば税制上有利になるかといった内容についてアドバイスを受けることも可能です。


不動産投資を開始する際に司法書士に相談することができる内容は、この二点が主なものになりますが、不動産投資を始めるとそれ以外の点でも司法書士の知識と力が役立つ場合があります。


それは、ローンを組んで不動産投資用の物件を購入した場合に、ローン返済終了後の担保権抹消手続や住所変更登記などの手続きの相談や依頼です。


また、ご自身が老後を迎えた場合には不動産投資用物件などの相続準備として、遺言書の作成や生前贈与登記、寝たきりや認知症になってしまった場合に成年後見人として財産管理を依頼することが可能です。


不動産投資を始める際に司法書士に相談できることは登記や法人設立の相談のみですが、親身になってくれる司法書士とは一生のお付き合いになる可能性があります。


ですので、不動産投資に活用したい物件が決まったら必ず何人かの司法書士に相談して、親身に相談に乗ってくれる司法書士を見つけておくことをお勧めします。


3)不動産投資会社の担当者

不動産投資会社の担当者には、投資プランや物件の購入などについて相談することができます。


不動産投資会社の担当者は、当然の事ながら不動産投資に精通しているため、「不動産投資を始める際に何から手を付ければよいか」、「多額の頭金が調達できないが不動産投資を行うことができるか」といった初歩的な相談にも親身になって答えてくれます。


また、手持ちの資金と投資用物件向けローンを組み合わせた経営プランの提案などをしてもらうことも可能です。不動産投資会社の担当者は、不動産投資についての知識や情報を一番多く持っている相談先であるといえるでしょう。


しかし、なかには悪質な業者も存在し、無理矢理投資用物件の購入を迫られたという事例もあるため、相談する不動産投資業者は慎重に選ぶようにしましょう。


4)税理士

税理士には税金、特に不動産投資を行う際にかかる税金や、節税の方法に関することを相談することができます。


不動産投資と税金は切っても切れない関係にあります。特に不動産投資を始める前に、不動産投資を始めた際に必要になる税金と節税の方法を知っておかないと、予想以上に税金による支出が増え、利益を出すことができなくなってしまうこともあるのです。


不動産投資の規模により、誰がどのような形で購入すれば税率を低く抑えることができるかといった点や、不動産投資を行うにあたって何を経費として計上できるかなど、税金についての具体的な相談は税理士に行うようにしましょう。


税金の制度は日々変化しているといっても過言ではなく、税金の専門家ではない人がセミナーや勉強会、独学で身につけた税金に関する知識もすぐに古いものになってしまう可能性もあります。


税理士は当然の事ながら最新の税金の制度を熟知しているので、不動産投資の税金に関する事柄は必ず税理士に相談することをお勧めします。

また、不動産投資は事業なので、不動産投資を続ける限り税金の問題はついて回ります。不動産投資を始める前に数人の税理士に相談を行い、長年にわたり良いお付き合いができる税理士を見つけておくと良いでしょう。


3.悪質相談先を注意!自分も基礎知識が必要

前章では、不動産投資に関する疑問や不安を相談できる相談先を紹介してきました。これらの相談先の中には、稀に悪質なものもあるので注意が必要です。


例えば、都合の良いことばかり並べたてて無理な規模の不動産投資を煽ったり、不良物件を無理やり購入させようとしたりされることもないとは言い切れません。そのような悪質な相談先に行き当っても、ある程度自分で不動産投資に関する知識を持っていれば騙されたり損をするリスクを低く抑えることができます。


では、どのような方法で不動産投資について勉強すればよいのでしょうか?ここでは、不動産投資に関する基礎知識を身につける方法を二つ紹介していきます。


1)セミナーに参加

不動産投資で成功するためには、そのノウハウを学ぶ必要があります。

セミナーでは、現在の不動産市況の状況や不動産投資の今後の見通し、不動産購入のタイミング、現代に合った不動産の所有方法など多くのテーマについて勉強することができます。


さらに不動産投資入門のための小冊子やクオカードをもらえるといった特典があることもあります。これ以外に大きな特典として、非公開の不動産投資用の物件を紹介してもらえるセミナーもあります。


このように不動産投資に関するリアルタイムな情報を得ることができるのが、セミナーのメリットであるといえるでしょう。


不動産投資に関するセミナーは、日本全国で開催されているので、お住いの地域やその近隣の地域で開催されている場合には、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。その場合は、「初心者向け」と銘打たれたセミナーを選ぶようにしましょう。


2)書籍、不動産投資メディアの情報

セミナーに参加することで、リアルタイムの不動産投資に関する情報を得ることができますが、その前に、書籍や不動産投資メディアで不動産投資に関する知識や情報を身につけておくことをお勧めします。


またセミナーにおいては、「キャピタルゲイン」や「ガラボロ物件投資」、「瑕疵担保責任」など不動産投資や投資用不動産物件に関するさまざまな専門用語がポンポンと出てくるケースがほとんどです。


このような専門用語を知らずにセミナーに参加しても、何の話をしているのか全く分からないといった状況になる可能性があります。

また、不動産投資とはどのようなものかという基礎的な知識がないと、セミナーに行っても講師の話している内容が理解できないことも考えられます。


ですので、書籍や不動産投資メディアである程度の「基礎の基礎」を勉強し、それからセミナーに参加すると、セミナーで多くの情報を得ることができるでしょう。


4.信頼できるパートナーを見つけることが最も大切

不動産投資は、専門的な知識無くして利益をあげることができる投資法ではありません。しかし、それらの正しい知識を自分ひとりで身につけることは非常に困難です。ですので、各分野の専門家に随時相談し、不動産投資を行っていく必要があります。


このように、不動産投資を行う際には信頼できるパートナーとなる相談先を確保しておくことがとても重要になります。

不動産投資には不動産や金融、税制などさまざまな知識が必要になりますが、これらの要素はどこかで多かれ少なかれつながっている部分があります。


不動産投資は長期にわたって続けていく投資法であるため、パートナーとのお付き合いもおのずと長くなります。ライフステージや不動産市場の動向、税制など法律の改正に上手に対応していくために、長くお付き合いができる信頼のおけるパートナーを見つけましょう。


まとめ

ここまで、不動産投資を始めるにあたって不安や疑問を相談できる相手とその特徴や得意分野について解説してきました。不動産投資について相談する前に、自分で不動産投資について勉強し、自分が理解できていないことを明確にしておくことも大切です。


その「理解できていないこと」の内容によって、相談すべき相手が変わってきます。一番良くないことは、「分からないことが分からない」といった状態で相談に赴いてしまうことです。


そのような状態で不動産投資について相談に行ってしまうと、相談相手に専門外の質問をしてしまったり、最悪の場合悪質な相談先に騙されて、不利な不動産購入や融資の契約をさせられてしまうことも考えられます。


そのような事態を避けるためにも、まず自分で書籍や不動産投資に関するメディア、セミナーなどを活用してある程度の不動産投資に関する知識を身につけておく必要があります。


自分で不動産投資に関する知識をある程度身につけて、自分が相談したいと思う内容が明確になって初めて、その道の専門家に相談を行うようにしましょう。

八木 チエ

株式会社エワルエージェント 代表取締役
みんかぶ不動産プロデューサー

宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナーなどの経験を活かし、第3者の立場で不動産投資をしていくうえで役に立つ情報をお届けします。