不動産投資物件選び

福岡県で不動産投資を始めよう!オススメのエリアと失敗しないコツ

2022/03/23
福岡県で不動産投資を始めよう!オススメのエリアと失敗しないコツ

「九州の大都市で不動産投資を始めたい」

福岡県のオススメエリアや失敗しないコツが気になる」

関東や関西に比べて物価水準が安く、生活しやすい都市の1つが福岡県です。福岡の都心には産業を支えるオフィスが並んでいて、地方からの人口流入による賃貸需要に期待できます。

ただ、家賃相場は他の都市よりも比較的安く、収益物件によっては損するリスクも大きいです。

この記事では福岡県で不動産投資を検討している人にオススメエリアと失敗しないコツを解説します。

不動産投資における福岡県の現状

九州の玄関口である福岡県は街の利便性が高く、コンパクトシティとして知られています。世界で最も住みやすい都市ベスト25によると、福岡県は2016年の住みやすい都市ランキングで7位です。

また、人口増加数や人口増加率は政令指定都市において1位であり、川崎市やさいたま市よりも人々を集めています。人口が流入しやすい理由は生活に必要な施設が街に集約されているためです。

福岡空港や港は街の近くにあり、狭い平野部にショッピングモールから市役所まで設立されています。家と職場もあまり離れてなく、「通勤に30分は長い」と言われることも少なくないです。

利便性が高いことで人口流入が見込めて、収益物件による安定した家賃収入に期待できます。より詳しい実情を知っておくために、不動産投資における福岡県の現状を見てみましょう。

参考:https://president.jp/articles/-/23328

総人口は減少している傾向

交通機関などの発達により生活の利便性が高い福岡県ですが、総人口は既に減少し始めています。福岡県人口ビジョンによると、2015年から2040年の間に50万人以上の人口が減る見通しです。

また、15歳から64歳の生産年齢人口は2000年から減少していて、学生や独身の社会人の数は少なくなっています。一方、65歳以上の高齢者は2015年以降も増加していく傾向です。

1970年から人口の自然増が減っていき、2010年あたりには地方からの流入により人口減少を抑えていました。福岡県は九州や山口県から若者を集める性質があり、単身者の継続的な流入を見込めます

参考:http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/attachment/17630.pdf

一部の地域は2040年まで人口が増加

コンパクトシティとして有名な福岡県は都心に住む人が多く、一部の地域は今後も人口が増加する見通しです。

宗像市の将来人口推計によると、以下のような地域では将来的な人口増加に期待できます。

  • 粕屋町:2010年から2040年で人口が約1.3倍に増える予想
  • 新宮町:2010年から2040年で人口が約1.14倍に増える予想
  • 志免町:2010年から2040年で人口が約1.13倍に増える予想

一方、北九州市や久留米市は2010年から人口が減少して、2040年には0.9倍以下まで人口数が減る見込みです。福岡市から流れた地域であるほど人口が減りやすくなる傾向があります。

参考:https://www.city.munakata.lg.jp/w015/060/020/45/04an2.pdf

家賃水準は他のエリアよりも安価

東京や大阪よりも物価水準が安い福岡県は家賃水準も安価である特徴もあります。

福岡県の家賃相場情報によると、ワンルーム・1Kマンションにおける福岡市の地域別家賃相場は以下の通りです。

また、本州から最も近い北九州市におけるワンルーム・1Kマンションの家賃相場は以下のようになっています。

都心部であっても単身者向け物件の家賃は5万円程度であり、物件価格が高くなると利回りが悪化しやすくなります。他のエリアに比べて家賃相場が安いことを知っておきましょう。

参考:https://www.homes.co.jp/chintai/fukuoka/city/price/

福岡県で不動産投資するときのオススメエリア

福岡県は一部の地域でこれからも人口増加が見込める都市であり、適切なエリアを選ぶことで高い利回りに期待できます。

当サイトのプロデューサーである、八木チエのYou Tubeチャンネル「不動産投資の女神チャンネル」にて、分かりやすく解説する動画も公開しておりますので、ぜひご覧ください。

参照:不動産投資の女神チャンネル

不動産投資を挑戦したい人にオススメのエリアは以下の3つです。

  1. 福岡市
  2. 北九州市
  3. 久留米市

それぞれのエリアについて詳しく見てみましょう。

福岡市

2018年の福岡住みたい街ランキングでトップに輝いたエリアが福岡市です。

福岡市には博多駅や福岡空港といった施設があり、新幹線や航空機でアクセスしやすいメリットがあります。

博多の近くには天神があり、さまざまな商業施設でショッピングや外食を楽しめるのも特徴です。生活に必要なものを簡単に調達できるため、車を持たない単身者や高齢者から高評価を得ています。

都心から少し離れた場所には大濠公園があり、自然の中で運動や遊びを楽しめるのも福岡の魅力です。地下鉄やバスなどの交通網が充実しているから、自宅から都市部まで簡単にアクセスできます。

参考:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/machi/sumitai-fukuoka2018/

北九州市

福岡県の政令指定都市として有名なエリアに北九州市があります。昭和から続く市街地再開発により商業施設や住宅などが充実するようになり、福岡市に劣らない利便性を実現しているのが特徴です。

福岡市に比べて収益物件の価格が安く、うまく投資することで高利回りを達成することが可能です。より低価格で不動産投資を始めたい人に産業が活発な北九州市を勧めます。

久留米市

博多から南に離れた地域に位置しているのが久留米市です。福岡県における第3の都市であり、都心から少し遠い場所で生活したい人の賃貸需要があります

築年数の長いマンションやアパートが多くあり、物件価格が都心よりも安いのが特徴です。車を利用して生活する人が多数いるため、駐車場の経営で収益を得ることもできます。

福岡県で不動産投資するときのオススメサイト

「さっそくインターネットで物件を探したい」と思ったときに便利なのが不動産会社のホームページです。会社が公開する物件情報を調べることで、条件のよい物件が見つかる場合があります。

福岡県で不動産投資したい人にオススメのサイトは以下の3つです。

  1. 福岡不動産投資ナビ
  2. ダイナ
  3. almade

それぞれのサイトについて特徴を解説します。

福岡不動産投資ナビ

福岡県に本社を構える三好不動産が提供するサイトが福岡不動産投資ナビです。

区分マンションや一棟アパートを簡単にチェックでき、物件資料PDFで細かい情報をすぐに見られるメリットがあります。

4%から10%超の収益物件を取り扱う傾向であり、収益性の高い不動産を探している人に最適です。「はじめての不動産投資」や「不動産投資ガイド」などのコラムもあり、投資初心者が知識を学ぶのにも役に立ちます

また、運営会社が提供する天神サロンに訪問することで、不動産投資や資産運用について専門家と相談することが可能です。天神サロンは福岡証券ビルにあり、天神駅から徒歩1分でアクセスできます。

参考:https://www.fukuokabaibai.com/toushi

ダイナ

福岡のマンション投資をサポートする不動産会社がダイナです。サイトには福岡市にある新築分譲マンションをいくつか公開しているほか、オーナーサポートを提供しています。

また、ダイナでは不動産投資を検討している人に向けて、ご相談窓口によるお問い合わせを受付中です。不動産投資相談窓口に相談することで、資産運用のスペシャリストからライフプランを提案してもらえます。

収益物件を購入した後にダイナのオーナーサポートを利用して、共用部分や専有部分を管理してもらうことも可能です。不動産投資の経験がない人にダイナを勧めます。

参考:https://www.daina.co.jp/index.html

almade

福岡の投資用マンションや商業ビルを取り扱う不動産会社がalmadeです。トップページには物件情報が反映されたマップがあり、立地から不動産を検討できるメリットがあります。

不動産取引における決済などの代行も対応しているため、取引が不安な投資家でも安心して物件を購入できます。既に投資するエリアを決めている人にalmadeはオススメです。

参考:http://almade.jp/realestate/

福岡県の不動産投資で失敗しないコツ

生活の利便性が高い福岡県は人口減少が続いていて、将来的には賃貸需要が減る見込みです。住む人が少なくなると空室リスクが大きくなり、収益物件で赤字になる可能性があります。

福岡県の不動産投資で失敗しないためには、以下の3つのコツを参考にしましょう。

  1. 新築物件を避ける
  2. 都心に近いエリアを選ぶ
  3. セミナーに参加して正確な情報収集をする

それぞれのコツについて詳しく解説します。

新築物件を避ける

不動産投資による支出を抑えて利回りを増やすには、新築を避けて収益物件を探すことがオススメです。

一般的に新築物件は中古物件に比べて価格が高く、投資利回りが悪化しやすくなります。

また、福岡県の家賃相場は他の都市よりも低く、高いコストを回収するのは難しいです。建築してから10年を超えると家賃が10%程度下がる傾向があるほか、修繕積立金や管理費によるコスト増も考えられます。

最近ではお部屋の状態のよい中古物件も多数あり、新築物件でなくても空室リスクを減らすことは可能です。収支が赤字になることを防ぐために新築物件はなるべく避けましょう

都心に近いエリアを選ぶ

福岡県は天神や博多の近くが発達していて、都心に近くなるほど家賃相場が高くなります。

投資利回りを高めて空室リスクを減らすには、都心寄りのエリアから物件を選ぶことが重要です。

例えば福岡市中央区や博多区は商業施設や交通網が発達していて、利便性の高さから人々の人気を集めています。

一方、早良区や城南区などの離れたエリアは人気が低く、家賃相場が安くなりやすいです。

賃貸需要が減れば空室率が増えやすくなり、不動産投資による収支が悪化してしまいます。資産価値のある収益物件を確保するためには、都心にこだわることがオススメです。

セミナーに参加して正確な情報収集をする

多くの不動産会社では、投資を検討する人向けにセミナーを開催しています。セミナーに参加することでプロの専門家からノウハウを学べて、より良い投資を実現できるのがメリットです。

また、不動産会社がセミナー参加者向けに非公開物件を提供してくれる場合もあります

立地や利回りなどの条件が優れた物件を探している不動産投資家に、セミナーへの参加はオススメです。

まとめ

生活に必要な施設がコンパクトにまとまってあり、住みやすさで人気を集めているのが福岡県です。

一部の地域は2020年以降も人口が増加する見通しであり、賃貸需要の増加に期待できます。

「さっそく福岡で不動産投資したい」と思った人は、セミナーやサイトを活用して収益物件を探してみましょう。


八木 チエ

株式会社エワルエージェント 代表取締役
みんかぶ(不動産投資)プロデューサー

宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナーなどの経験を活かし、第3者の立場で不動産投資をしていくうえで役に立つ情報をお届けします。

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