不動産投資物件選び

沖縄県は不動産投資でもアツい!地域の特徴や物件選びのコツ

2021/05/13
沖縄県は不動産投資でもアツい!地域の特徴や物件選びのコツ

沖縄県内の優良な投資用物件を探している

地域の特徴や不動産投資のコツを知りたい

本州から遠方にある沖縄県は人口増加率が高く、空室リスクを抑えたい投資家にオススメのエリアです。軍用地やコンドミニアムなどの選択肢もあり、目的から適切な不動産に投資できます。

ただ、沖縄県は他県に比べて家賃相場が安く、割高な投資により損しやすいのが難点です。

本記事では沖縄で不動産投資したい人に向けて地域の特徴や投資のコツについて解説します。

都市圏で不動産投資をお考えの方は下記で解説していますので参照してみてください。

不動産投資における沖縄県の特徴

東京から2,000キロメートル離れた場所にあり、いつでも温暖な気候が続く地域が沖縄県です。

県内には美ら海水族館や首里城などの観光地が多数あり、国内外から大勢の観光客を集めています。

冬の時期でも気温が10度以下にはならず、本州に比べて暮らしやすいのが沖縄の特徴。中心地である那覇市には多くのオフィスや店舗があり、通勤・通学をする人々からの賃貸需要は十分あります。

「観光地として有名な沖縄県は不動産投資に向いているの?」と思った人はいるかもしれません。収益性を知るために不動産投資における沖縄県の特徴を詳しく見てみましょう。

当サイトのプロデューサーである、八木チエのYou Tubeチャンネル「不動産投資の女神チャンネル」にて、分かりやすく解説する動画も公開しておりますので、ぜひご覧ください。

参照:不動産投資の女神チャンネル

2025年まで人口増加の見込み

温暖な地域である沖縄県は人口増加率が高く、今後も人口が増えていく見込みがあります。

南西地域産業活性化センターの発表によると、2025年に沖縄県内の人口は約145万人まで増加。

そして2025年から人口が減り始めて、2040年には2015年と同水準の総人口になる見通しです。沖縄県では技能実習や留学を目的とした外国人が多く、外部からの流入で人口増を支えています。

また、総務省の国勢調査によると2015年時点の人口増加率は沖縄県が全国1位です。15歳未満の人口割合は17.4%と他県よりも高く、学生や社会人の増加により安定した賃貸経営を実現しやすくなります。

参考:
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/209413
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/68422

家賃相場は他県よりかなり安い

人口増加率が高くて空室リスクの低い沖縄県には、家賃相場が他県よりも安いデメリットもあります。

Yahoo!の沖縄県の家賃相場によると、ワンルーム物件の平均家賃は以下の通りです。

  • 北谷町:5.7万円
  • 中城村:5.4万円
  • 那覇市:5.2万円
  • 浦添市:4.4万円
  • 糸満市:3.6万円

単身者から需要の高いワンルーム物件は競合が多く、那覇市に近いエリアのほうが平均家賃は安くなる傾向。

また、多くの社会人が利用する1K/1DKの平均家賃は以下の通りです。

  • 宮古島市:6.3万円
  • 那覇市:5.5万円
  • 浦添市:5万円
  • 豊見城市:4.8万円
  • 石垣市:4.6万円

首都圏や関西地方に比べて家賃相場が安く、物件価格が高くなると利回りが悪化しやすいことを知っておきましょう。

参考:https://realestate.yahoo.co.jp/rent/price/09/47/?rl=1

軍用地に投資して資産運用できる

沖縄県には米軍が駐在するための軍用地があります。

個人の投資家であっても米軍の軍用地を購入して、毎年1回だけ国から土地面積に応じた借地料を受け取ることが可能です。

国が軍用地を借りてくれるから滞納リスクがなく、固定資産税などの税金負担が少ない利点があります。借地料と倍率を掛けた金額で売却でき、需要が高いほどキャピタルゲインを得やすいのも魅力です。

ただし、軍用地は主に米軍が利用しているため、土地を所有していても物件を建築できません。地元の不動産会社が軍用地を取り扱うことが多く、購入するのに手間がかかるデメリットもあります。

沖縄県で不動産投資するときのオススメエリア

「どのエリアで収益物件を購入すべきか分からない」と思った人は多くいるでしょう。

これから沖縄県で不動産投資を始める場合、以下にある3つのエリアを検討することがオススメです。

  1. 那覇市
  2. 浦添市
  3. 豊見城市

それぞれのエリアについて特徴を解説します。

那覇市

沖縄県の県庁所在地であり、市町村別人口がもっとも多いエリアが那覇市です。

西側には国内外へのアクセスに欠かせない那覇空港があり、東京まで3時間程度でアクセスできます。

市内には沖縄都市モノレール(ゆいレール)が通っていて、渋滞を気にせずに空港まで行けるのがメリット。街中には産業を支える会社や商店が多く、通勤や通学でゆいレールを利用する人も多数います。

ただ、観光地として有名な那覇市は物件価格が高く、高利回りに期待できないのがデメリットです。

「空室リスクを減らして安定した賃貸収入を得たい」と考える人に那覇市をオススメします。

浦添市

人々が集まる那覇市の北側に面していて、市町村別人口で4位の規模を誇るエリアが浦添市です。

市内には多くの小中高学校や公園があり、住民が子育てしやすい環境となっています。

2019年10月にはゆいレールがてだこ浦西駅まで延伸化され、那覇市内にアクセスしやすくなりました。沖縄県は渋滞がよく発生するため、モノレールで通勤・通学できるのは大きなメリットです。

しかし、浦添市にはショッピングモールがあまりなく、買い物のために那覇市まで行く必要があるデメリットもあります。

「物件価格が高騰していないエリアで不動産投資したい」と思った人にオススメのエリアです。

豊見城市

豊見城市は那覇市の南側にある比較的小さなエリアです。

那覇空港に近い場所に豊見城市はあり、バスで空港まで移動して国内や海外の都市に渡航できるメリットがあります。

また、大人1人が180円で乗れる豊見城市内一周バスが運行していて、市役所や病院などに手間なくアクセスできるのも特徴。自動車を持っていない人でも不便なく生活できます。

豊見城市人口ビジョンによると2040年から2060年まで人口が増加する見通しです。

「都市から離れたエリアに投資して高利回りを狙いたい」と考えている人に豊見城市をオススメします。

参考:http://www.city.tomigusuku.okinawa.jp/sp/userfiles/files/jinkouvision%283%29.pdf

沖縄県で不動産投資するときのオススメサイト

不動産投資するときは地元の不動産会社と相談して、より良い収益物件を探ることが重要です。

今ではインターネットを活用する地元の不動産会社が多く、利用することで失敗するリスクを抑えられます。

これから沖縄県で不動産投資したい人が利用すべきオススメサイトは以下の3つです。

  1. 沖縄収益.com
  2. 沖縄不動産売買専門『オレの売買』
  3. うちなーらいふ

それぞれのサイトについて特徴を解説します。

沖縄収益.com

沖縄県の投資用物件を取り扱う浜カフェリアルエステート社のサイトが沖縄収益.comです。

「500万円以内の物件」「オーナーチェンジ」など、さまざまな条件で収益物件をチェックできます。

スタッフブログでは沖縄県の事情を掲載しているため、地域の性質を調べやすいのがメリット。ホームページから希望物件リクエストを送信することで条件に見合った物件を連絡してくれます。

参考:http://www.okinawa-shuueki.com/

(2)沖縄不動産売買専門「オレの売買」

「オレの売買」は沖縄県内の収益区分マンションや投資戸建てなどを取り扱うサイトです。

2020年2月時点の公開物件数は434件であり、豊富な物件情報から投資用不動産を検討できます。

サイト内には167件もの会員限定物件があり、無料の会員登録により非公開物件を閲覧することが可能。もし条件のよい収益物件が見つからなければ、運営会社に物件リクエストを送信できます。

参考:http://beblo.net/pacific/

うちなーらいふ

ネットライフ有限会社が運営する沖縄県に特化した不動産情報サイトがうちなーらいふです。

マンションや戸建ての売買物件だけでなく、収益物件やオーナーチェンジ物件も掲載されています。

2020年2月時点では収益物件などが926件もあり、エリアから簡単に物件情報を検索できるのがメリット。サイト内のニューストピックスでは最近オープンした住宅やマンションをチェックできます。

参考:https://www.e-uchina.net/

沖縄県で不動産投資するときのコツ

「沖縄県で不動産投資して失敗しないか不安」と悩んでいる人は多くいます。

本州から遠く離れた沖縄県は文化が多少異なるため、都心の価値観で物件を選ぶと空室リスクが高まるものです。

実際に沖縄県で不動産投資するときは、以下にある3つのコツを参考にしましょう。

  1. 狭いワンルーム物件を避ける
  2. 現地を調査する
  3. 中古物件を選ぶ

それぞれのコツについて簡単に解説します。

狭いワンルーム物件を避ける

沖縄県には狭い賃貸を避ける人が多く、部屋の面積が広いほど需要が高くなります。

ワンルーム物件に投資したいときは、最低8畳の広さがある投資用不動産を選ぶことがオススメです。

また、玄関を開けたときに部屋全体が見られないような物件を探すことも重要。プライバシーを守りやすい物件は入居者が住みやすく、安定した家賃収入につながります。

現地を調査する

インターネットやチラシで気になる収益物件を見つけたら、必ず現地を調査しましょう。

実際の物件を見ることで建物の状態や設備、周りの環境をしっかりと確認できます。

現地を調査しないと物件を購入した後に隠れたリスクが現れて、追加のコストが発生するリスクがあります。時間があまりなくても購入前に一度は物件の状態を確認することが重要です。

中古物件を選ぶ

沖縄県の地価は地方に比べて高く、地価都道府県ランキング2019年では12位となっています

そのため不動産を建築するコストが高騰しやすく、新築物件の価格が高くなりがちです。

今では新築物件と状態があまり変わらない中古物件が多いほか、リノベーションで付加価値を高められます。価格の安い中古物件に投資して利回りを向上させることがオススメです。

参考:https://tochidai.info/public-price_prefecture-ranking/

沖縄ならではのコンドミニアム投資はあり?

沖縄には多数のリゾートホテルがあり、コンドミニアム投資によりホテル内にあるお部屋のオーナーになれます。オーナーは、所有するお部屋の売上から一部の利益を受け取れる仕組みです。

最近ではインバウンドにより観光客が増加して、9%の高利回りをコンドミニアム投資で実現できた事例もあります。利益を重視する不動産投資家にコンドミニアムはオススメです。

まとめ

温暖な気候が続く沖縄県は2020年以降も人口増加が続き、賃貸需要が増える見込みがあります。

東京に比べて地価がかなり安く、低資金で収益物件を購入できるのがメリットです。

沖縄県には固定資産税が安い軍用地や利回りの高いコンドミニアムもあり、税金対策したい投資家にも向いています。本記事で紹介したエリアやサイトを参考にして不動産投資を始めましょう。


八木 チエ

株式会社エワルエージェント 代表取締役
みんかぶ(不動産投資)プロデューサー

宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナーなどの経験を活かし、第3者の立場で不動産投資をしていくうえで役に立つ情報をお届けします。

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