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資産形成

年金2,000万円問題対策になる?不動産投資で老後の資産作り

八木 チエ
2020/04/272020/05/18

金融庁が発表した年金2,000万円問題のレポートに大きな話題を呼びました。

将来の老後資金を確保するために資産形成を検討し始めた方が増えています。その中でも融資を活用して、物件価格の自己資金がなくてもスタートできる不動産投資が人気を集めています。

こちらの記事では、年金2,000万円問題を言われている根拠、その対策としてなんで不動産投資が適しているのかについて解説していきます。

不動産投資を検討されている方は、ぜひ最後までお付き合いください。

年金2,000万円問題とは

年金2,000万円問題とは、年金だけでは生活費が2,000万円足りないという金融庁の試算で話題となった言葉です。

金融庁によると、高齢者夫婦の年金を中心とする平均的な月収が約21万円なのに対し、平均的な支出が約26万円あるため、年間60万円の赤字という計算になります。

退職後30年以上生きることも多い現代社会では、退職までに2,000万円程度貯めておかないと資金が枯渇してしまうと言う問題です。

医療が進歩したことによって人々の寿命はどんどん長くなっています。定年を今まで通り60歳で迎えるとしたら資金が枯渇してしまう人が多くなってしまうことは必然。

2,000万円という衝撃的な数字に各種メディアもこぞって報道したため、大きな話題となりました。

年金2,000万円問題がクローズアップされたことで、若者世代の貯金や投資への意欲が高まりました。

年金2,000万円問題で不動産投資に注目が集まった理由は?

投資に注目が集まる中、不動産投資には特に注目が集まったと言えます。

不動産投資に注目が集まったのはどのような理由があったのでしょうか。具体的に確認していきましょう。

他人資本にて投資をスタートできる

老後資金を貯めようとする若者は自己資金がほとんどない方も多くいます。

しかし、不動産投資の場合、購入する不動産を担保に入れてお金を借りることができるので、他人資本で投資できます。

不動産投資は自己資金が必ずしも多くなくても投資ができる数少ない手段として、年金2,000万円問題が話題になった後、注目を集めることとなりました。

安定的な賃料収入

年金2,000万円問題で不動産投資が注目を集めた理由の一つが、不動産投資の大きな魅力でもある「安定的な賃料収入」です。

値動きが激しい金融商品と異なって、不動産投資の場合は空室にならなければ、毎月安定して家賃収入を得ることができます

年金2,000万円問題は毎月5万円生活費が足りないという計算が発端でしたので、不動産投資で収入が支出を5万円継続的に上回れば、年金2,000万円問題に対処できます。

不動産投資の安定収入は長期的な生活資金によって年金が不足することに対する対策として適していると言えるでしょう。

インフレに強い

不動産は実物資産であり、インフレに強いという点も年金2,000万円問題以降に不動産投資が注目を集めた理由の一つです。

高齢者にとって物価が上昇するインフレは非常に怖い事態です。現役世代の方であれば、物価が上昇しても賃金もあわせてあがっていく可能性が高いため、インフレはそこまで大きな問題にはなりません。

しかし、給料をもらっていない高齢者にとっては支出のみが増えることとなります。

また、高齢者の収入の中心である年金は「マクロ経済スライド」という制度によって、物価が上昇してもそれほど年金が上がらないような仕組みになっているのです。

そのため、物価上昇に強い資産である不動産を持っておくということは年金2,000万円問題対策として効果的な投資方法であると言えるのです。

低金利など有利な条件で融資を受けることができる

現在の日本は低金利状態が続いており、お金を借りる人にとっては有利な状態が続いています。

不動産は価格が高いので、自己資金で全て賄うということはなかなかできません。

融資を受けると、金利負担分はコストとなってしまうので収益を圧迫します。しかし、現在は低金利が続いているため、コスト負担はかなり軽いものになっています。

金利が低く、当面上昇の見込みが少ない現在金利環境も投資家にとって有利な状況です。

このような金利環境も不動産投資が注目を集める理由の一つであると言えるでしょう。

長期的の資産形成に適している

不動産は株等の金融商品での投資に比べると、比較的短期間での値段変動が少ない商品です。

また、長期で安定的な収入が得られることから長期の資産形成に適している投資対象。

年金2,000万円問題に対応するためには長い時間をかけて資産形成を進めていく必要があり、その点でも不動産投資は2,000万円問題対策に優れた投資であると言えるでしょう。

優良な不動産を手に入れることができれば、30年以上安定収入を得る事ができますので、定年から亡くなるまでの定期収入の確保に繋がります。

老後資産作りを目的とする不動産投資を行う上での注意点

不動産は老後資産作りに適した投資対象です。

しかし、不動産投資には様々な注意点がありますので、一緒に確認しましょう。

長期目線で投資をする

不動産は購入してすぐに利益があがるということはほとんどありません

転売して売却益を得ることもありますが、一般的には金融機関などの他人資本を活用して、毎月の賃料収入を得ながら資産形成していく仕組みです。

そのため、長期目線で利益を確保することを優先する必要があります。

例えば、保有している不動産に設備投資をする場合、短期的には経費がかさみますが、入居率を改善できれば、長い目で見た際に利益を得ることができます。

このように、不動産投資をするうえで、長期目線で考えることは非常に重要になります。不動産投資を行ううえで、短期で利益を上げることを優先しすぎない方が良いでしょう。

自己資金がある程度手元にある

不動産投資は融資を受けて投資を行う事も可能です。

特に近年は低金利の状態が続いていますので、投資家にとって有利な条件で融資を受けることが可能。しかし、自己資金が全くない状態で不動産投資を始めることは非常に危険な行為です。

不動産投資では入居者の募集や故障した設備の修理など何かと費用が発生します。突発的に必要な費用もありますので、手元に自己資金を置いておくことも必要。

不測の事態が起こった時に対処できるようにしておくことも、不動産投資成功の秘訣です。

リスクもきちんと理解した上でスタートさせる

不動産投資は安定的に賃料収入を得る事ができる投資手法です。

しかし、不動産投資には空室により長期間収入が得られないリスク自然災害等で建物が損傷するリスクもあります。

不動産投資で大きなリスクを背負って、生活もままならないような状態になるような投資は避けた方がよいでしょう。

また、一つの不動産に大きな金額を投資することもリスクが高い行為です。優良だと思った物件も「絶対」はありませんので、複数の不動産に分散するなどリスクも頭に入れて投資を行うようにする必要があります。

信頼できる担当者をパートナーとして見つける

不動産投資では信頼できる担当者をパートナーとして見つけることが重要です。

不動産の投資には専門的な知識に加え、周辺の相場情報に精通しておく必要があります。個人で情報収集をすることは難しいため、不動産を専門とするプロをパートナーとして見つけることが重要になってきます。

「不動産投資で老後資金を貯めたい方」は下記でも解説していますので参照してみてください。

関連記事

不動産投資だけに集中しない!分散投資が重要

資産形成する際に、1つの投資商品に絞るのではなく、バランスよくリスク分散することが重要です。

人によってポートフォリオは変わりますが、ご自身の属性に合った投資商品の組み合わせが大切です。

株式・FXなどの金融商品

老後資産を作るためには今あるお金を増やすことも重要です。

お金を増やすための資産運用は、株式やFX等に代表される金融商品があります。

金融商品はリスクが高いものから低いものまで様々。一般的に株式はリスクが高いとされ、債券はリスクが低いとされています。

金融商品は不動産投資に比べると少額で投資をすることが可能で、換金性が高いという特徴もあります。

現物の不動産を購入する場合は安くても何百万円単位になりますが、金融商品であれば、1万円以下の少額で購入できるものもあります。

投資は全くの初心者という方は、不動産投資の前に金融商品での投資を検討してみてもよいでしょう。

保障を目的とする保険

様々なリスクに備える保障を目的とする保険も、老後資産作りを行うことができます。

保険は死亡した時に死亡保険金がもらえる保険だけでなく、将来自分が年金を受け取れるタイプの商品もあります。

しかし、海外の商品と比較して、日本の保険商品は返戻率が低いことから、貯蓄に適しておらず、万が一の時の備えとして保障を持つという観点では適している商品と言えます。

万が一の時に備えるために現金

いざという時に頼ることができるのはやはり現金。

投資商品を現金化にすることも可能ですが、換金するタイミングによって損をしてしまうこともありますので、突発的な支出に備えて手元に現金を置いておくことが重要です。

一般的に手元には、半年分の生活費は置いておくべきと言われています。例えば、毎月の生活費が20万円の方は120万円程度が1つの目安と言えるでしょう。

まとめ

不動産投資は、老後資産を作るために適している投資対象ということができるでしょう。

不動産の「安定収入」と「インフレに強い」という特徴は老後資産を作るのに、非常に優れています。

但し、不動産投資は必ず成功するわけではありません。様々なリスクに備えて手元に現金を置いておくことも忘れない様にしましょう。

また、老後資産を作ることができるのは不動産投資だけではありません。様々な方法がありますので、自分にあった方法を見つけることが大切です。

八木 チエ

株式会社エワルエージェント 代表取締役
みんかぶ不動産プロデューサー

宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナーなどの経験を活かし、第3者の立場で不動産投資をしていくうえで役に立つ情報をお届けします。

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