石川県といえば、兼六園や金沢城で有名です。
また、2015年に北陸新幹線の高崎-金沢間が開通して、一気に東京までの時間が短縮されました。2020年住みよさランキングでもトップ10に、石川県の市が多くランクインするなど注目を集めているエリアです。
石川県において、不動産投資を成功させるためにはどうしたらよいのでしょうか。こちらの記事では、石川県のエリアの状況や優良物件の選定方法を紹介していきます。
最初に石川県の人口情報(2020年8月末日現在)をみてみましょう。
前月と比較して人口数は減っているのですが、世帯数は増えている状況です。
出典:石川県
石川県内の1K/1DKの家賃相場は、下記の通りです。
3万円台後半~4万円台前半となっており、東京23区と比較すると半額以下の水準となっていることが分かります。
エリア | 家賃相場 |
金沢市 | 4.1万円 |
小松市 | 4.2万円 |
加賀市 | 4.0万円 |
かほく市 | 4.2万円 |
白山市 | 4.3万円 |
能美市 | 3.8万円 |
野々市市 | 4.1万円 |
出典:SUUMO
参考に東京23区の家賃相場も記載しておきますので、比較してみてください。
【参考】東京23区の家賃相場
エリア | 築10年以内 | 築20年以内 |
千代田区 | 13.09万円 | 11.48万円 |
中央区 | 13.30万円 | 11.59万円 |
港区 | 13.34万円 | 12.56万円 |
新宿区 | 10.76万円 | 10.23万円 |
文京区 | 10.51万円 | 9.50万円 |
台東区 | 10.21万円 | 9.95万円 |
墨田区 | 9.66万円 | 9.25万円 |
江東区 | 10.01万円 | 9.70万円 |
品川区 | 9.99万円 | 9.75万円 |
目黒区 | 11.36万円 | 10.68万円 |
大田区 | 8.54万円 | 8.28万円 |
世田谷区 | 9.33万円 | 8.96万円 |
渋谷区 | 12.30万円 | 11.85万円 |
中野区 | 8.35万円 | 8.23万円 |
杉並区 | 8.62万円 | 8.32万円 |
豊島区 | 9.61万円 | 9.10万円 |
北区 | 8.02万円 | 7.89万円 |
荒川区 | 7.56万円 | 7.64万円 |
板橋区 | 8.05万円 | 7.86万円 |
練馬区 | 7.57万円 | 7.39万円 |
足立区 | 6.75万円 | 6.76万円 |
葛飾区 | 6.74万円 | 6.69万円 |
江戸川区 | 7.06万円 | 6.97万円 |
参照:アットホーム
東洋経済が公表した「住みよさランキング2020」における全国第1位は、石川県の野々市市が獲得しました。
ちなみに、2019年の全国第1位は、お隣の白山市でした。野々市市は、2019年の第3位からの躍進です。
金沢市と白山市に囲まれているエリアでベッドタウンとして人口が増加中です。石川県立大学や金沢工業大学もあるので若い学生が多いのもあり、平均年齢は39.67才と40才を下回っています。
出典:日本☆地域番付
また、全国ランキングのTOP10には、石川県の市が5つも入り「住みよい街」として注目を集めています。
出典:東洋経済
物件価格は、都内と比較すると割安になっています。立地が決して悪くない物件であっても、安い物件は200万円~300万円で購入することが可能です。
安価で購入できることは、投資用不動産を運営していくうえで大きなメリットです。
2015年に北陸新幹線の高崎-金沢間が開業しました。
これによって、新幹線で東京から金沢までの所要時間は最短で2時間30分弱となりました。移動しやすくなったことで、東京に本社がある会社の石川進出などによる雇用拡大といった効果が期待できます。
上記のように金沢市周辺には多くの大学があります。
地元の方以外の学生は、賃貸アパートやマンションに住むことになります。
このようなエリアでは、一人暮らしをする方向けのワンルームマンションの賃貸需要が高くなります。
投資用不動産を検討している方は、ワンルームマンションを中心に参考にしてみてください。
やはり、代表は県庁所在地の金沢市でしょう。
金沢駅には、前述の北陸新幹線をはじめ、北陸本線やIRいしかわ鉄道線などが乗りいれており、1日の金沢駅の乗降者数は県内の他の駅を圧倒しています。
交通の便や、生活の便利さといった「利便性」が高いエリアは、長い間住んでもらえる可能性が高くなります。
北陸新幹線の延伸は高崎-金沢間で終わりではありません。2022年には、金沢-敦賀(福井)間が開業される予定です。
出典:JR西日本
また、2046年までには敦賀-新大阪間が開業される予定です。こちらの計画は、前倒しを求める声もあり早まる可能性もあります。
いずれにしても、この計画が完了されれば、金沢と東京及び大阪の移動が現在と比べると格段に早くなります。
金沢駅付近をメインで投資用不動産を選定することをオススメします。
やはり、地方の投資用不動産を購入する場合には、その地域でやっているプロに相談するのが一番です。ネットだけでは、分からない情報や魅力を教えてもらえると思います。
石川県内の物件を扱っている不動産会社に相談するようにしましょう。
石川県の収益物件は、安価ではあるものの、家賃があまりとれない恐れがあることや、人口もそれほど多くないため、空室のリスクが高いのでないかと思われている方も多く、検討する前の段階から候補として外してしまう方も少なからずいらっしゃいます。
そこで、都内の物件と石川県で、不動産投資をした場合のシミュレーションを比較してみました。
是非、参考にしてみてください。
条件を合わせるために、以下の通りとします。
【物件の条件】
【融資の条件】
【物件例】
【シミュレーション結果】
※家賃の上昇/下落、金利の上昇/下落は考慮しておりません。
【物件例】
【シミュレーション結果】
※家賃の上昇/下落、金利の上昇/下落は考慮しておりません。
ここまでのシミュレーションで、石川県での不動産投資のイメージがつかめたでしょうか。
物件価格が安いので、自己資金を300万円程度用意できると金融機関からの借入れすることなく購入ができるので、ローンを組む必要がないケースも多くあります。
賃料収入は低いものの、物件の選定をきちんと行い、確保することができれば月々の収支は大きくプラスになります。
なお、こちらのシミュレーションには、固定資産税や所得税などの費用が含まれておりませんので、ご注意ください。
石川県の投資物件を探される方は、ぜひ当サイトに掲載されている物件を検索してみてください。
いかがでしたでしょうか。石川県は、物件価格も安く手を出しやすいものが多いです。
住みよい街にも多くの市がランクインしており、人口の流入や賃貸需要の上昇が期待できます。
石川県での不動産投資、一考してみてはいかがでしょうか。ご興味のある方は、是非不動産会社へ相談してみるとよいでしょう。