不動産投資とは

割安な優良物件探しに必須な、毎日の地道な行動とは

2021/04/26
割安な優良物件探しに必須な、毎日の地道な行動とは

不動産投資において、割安な優良物件が運よく舞い込んでくるということは、まずありません。物件を購入するまでには、物件検索、現地調査、購入申し込み、売買契約、融資申請、金消契約、決済という一連の流れをたどります。このように、1物件を決済するまでには大変な労力がかかりますが、その地道な行動をしっかり行うか行わないかで、大きな差がつきます。そこで、今回はどんな行動が必要か、解説していきます。

優良物件を探し出す第一歩は、1000件に及ぶ物件検索から

不動産用語のなかに、千に3つくらいしか仕事にならないという意味で使われている「千三つ」という言葉がありますが、これは物件検索にも同じことがいえます。優良物件を探すためには、物件を1000件検索したら100件現地調査、つまり10件に1件は現地調査に行く必要があります。さらに、そのうち10件に購入申し込み、買付証明書を入れて融資審査が通るのが約3件。そのなかでようやく1件買えるくらいの確率になります。

そのため、優良物件を1件買おうとすると、1000件くらいの不動産を検索することが必要になってくるわけです。この数字は決して誇張しているわけではありません。相場より割安で、買った瞬間に納得のいくような優良物件が買えるのは、本当にこのくらいの確率になります。

毎日3件の物件検索を続けられればチャンス到来!

1000件の物件検索と言われると、「日々の仕事をしながら忙しいなか、そんな時間はない」と思うかもしれません。しかし、「1日3件検索する」と決めたなら、1年間に1000件を超える検索が可能になります。つまり、1日3件の検索を1年間続けることができれば、優良物件を1件買うチャンスに巡り会えるといえます。

よく「1000件も探す必要はない」という方がいますが、こういう方のなかには業者に紹介されたまま、業者側利益が多く含まれたままの云わば中間コストが過剰な物件を買った方が多くみられます。とはいえ私自身も現在、優良物件を1件買うのに1000件も検索しないことが多々あります。しかし、それはこれまでに積み上げてきた経験、業者とのつきあいや信頼があって効率がよくなっているだけのことであり、初心者の方は毎日の物件検索を怠らないことが必須です。また、物件検索は自分の目を養う上でも、非常に大事なことだと思います。

まとめ

今回伝えたかったことは、不動産投資で優良物件を購入するのは決して簡単なことではなく、毎日3件の検索を継続することでようやく巡り合えるということです。この数字を見て「無理な数字」と感じる人がいるかもしれませんが、そこであきらめるのではなく、前向きに取り組むことが不動産投資に成功する秘訣だと考えてください。すべて業者任せで利益の少ない物件をつかまされ痛い経験をした方、手元資金が限られているけど会社員をリタイアしたいと思っている方、数千万円のキャッシュフローを得たいと思っている方は、自分の時間をしっかり使い、地道な検索を続けることから始めてみてください

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藤山 大二郎

株式会社NSアセットマネジメント 代表取締役
会社員時代に副業として不動産投資をスタート。

自己資金ゼロの状態から、金融機関の開拓をして会社員給料以上の収益を得たことにより、会社を退職することを決意。

株式会社NSアセットマネジメントを設立し、再建築不可物件、離婚案件/相続案件/共有持分案件などの法的瑕疵物件に着目したコンサルティングサービスを提供している。
著書:「20代で億を稼ぐ! 自己資金ゼロの私が、1年半で年収2億を達成した不動産投資戦略」

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