不動産クラウドファンディング

不動産投資クラウドファンディングオススメ10選!失敗しない選び方も解説!

2024/03/14
不動産投資クラウドファンディングオススメ10選!失敗しない選び方も解説!

「不動産クラウドファンディングに興味あるけど、たくさんありすぎて何を選んでいいのか分からない・・」

少額から不動産投資ができる不動産クラウドファンディングですが、利用できるサービスが多く、何を選んでいいか分からないという人も少なくありません。

せっかく不動産クラウドファンディングに投資をするのであれば、より良いサービスを選びたいですよね。

今回は、数ある不動産クラウドファンディングの中から厳選したサービスの紹介と、失敗しないための選び方を詳しく解説していきます。

不動産クラウドファンディングとは?仕組みについて

不動産クラウドファンディングとは、クラウドファンディングの一種であり、投資家から資金提供を受け、集まった資金を元に不動産投資を行い、得られた収益を分配する仕組みになります。

今までは個人で多くの自己資金を調達したり、融資を受けたりとハードルが高い不動産投資でしたが、不動産クラウドファンディングを利用することで少額から不動産投資ができるようになりました。

結果として、不動産クラウドファンディングを取り扱う企業や運営サイトが増加しており、どのサービスを選んだらいいかの判断が難しくなってきています。

初心者にオススメしたい不動産投資型クラウドファンディング10選

ここからは、初心者にオススメできる不動産クラウドファンディングについて、厳選した10のサービスについてまとめていきます。

チェックするべき項目として、運営会社や年間の募集案件数などを元に、各サービスの特徴について解説していきます。

クリアル

クリアルは1口1万円の少額から投資ができ、投資対象も居住用のアパート、マンションだけではなく、商業施設や保育園などの社会インフラにも投資ができます。

個人が投資しにくい不動産にも投資ができるのは魅力の1つといえます。

2021年の実績としては月1件以上の案件を取り扱っており、応募機会も多く、たくさんの投資先から選べるのも魅力になります。

クリアルの公式サイトはこちら

オーナーズブック

2014年からサービスを開始しており、200億円を超える投資実行額の実績もあるため、信頼性の高い不動産クラウドファンディングになります。

1口1万円から、案件によっては運用期間が3ヶ月という短期間の案件もあります。

不動産クラウドファンディングを始めたい初心者の方にとっては、気軽に始めやすいサービスの1つといえるでしょう。

コヅチ

関東エリアを中心として、アパート、マンション、商業施設を主に扱っています。

運営会社は1999年に創業したLAETOLI株式会社で不動産の実績も多いです。

1口1万円の少額から投資ができ、2021年の実績として年間20件以上の案件を公開していることもあり取扱案件が多いので、初心者にとっても投資を始めやすいサイトといえるでしょう。

コヅチの公式サイトはこちら

ジョイントアルファ

上場企業である穴吹興産株式会社が運営しているため、運営会社の不正や破綻リスクを基にする人には安心材料になるでしょう。

日本全国のマンションに特化しており、一般的な不動産投資のイメージに近い不動産クラウドファンディングになります。

1口10万円からになり、期待利回りも4%前後と手堅い案件が多いので、リスクを減らして堅実に資産運用を始めたい人にはオススメです。

ジョイントアルファの公式サイトはこちら

リンプル

不動産クラウドファンディングの中では、運用期間が6ヶ月から12ヶ月と、比較的短期間で運用することができます。

劣後出資の割合が30%と高いため、リスクを減らして投資を始めたい人には魅力的といえるでしょう。

リンプルの公式サイトはこちら

利回りくん

1口1万円の少額から投資ができ、CMや案件でも著名人とのコラボが多いことで注目を集めています。

例えば、堀江貴文さんのロケットファンドに投資をすることで、投資金額に応じたサービスや権利を受け取ることができるなど、金銭以外のメリットを享受するチャンスもあります。

プロパティプラス

全国の主要都市を中心にデザイナーズマンションの商品開発を行っており、最寄り駅から徒歩10分以内という好立地に特化していることで投資家からの人気は高いです。

不動産投資のポイントとして、立地を重視すると投資家が多いことからも、堅実に投資をしていきたい人にとっては魅力といえるでしょう。

プロパティプラスの公式サイトはこちら

テクラウド

日本国内だけでなく、新興国の物件を中心に投資対象としているのが特徴です。

モンゴルなどの新興国の不動産ということで、高利回りな案件に投資ができるのが魅力であり、リスクは高まりますが、その分、高い利益を狙えます。

海外への投資になると、為替変動リスクなども考慮する必要があるので、不動産クラウドファンディングに慣れてきたら選択肢にいれていくのが良いでしょう。

テクラウドの公式サイトはこちら

大家.com

アパート、マンションといった居住用物件に特化しており、不動産投資のイメージに近い不動産クラウドファンディングになります。

1口1万円から始めることができ、投資先も特化していることから、始めやすい投資案件が多いといえます。

大家.comの公式サイトはこちら

みんなの年金

2021年にサービスを開始した、新しい不動産クラウドファンディングになります。

その名の通り、日本国民の年金を支えるという志を持ってスタートしています。

実績が増えていくのはこれからですが、期待利回りも7%を超える高めの案件も多く、今後の伸びしろに期待していきましょう。

不動産投資型クラウドファンディングのメリット・デメリット

不動産クラウドファンディングのメリット、デメリットを簡単にまとめておきましょう。

メリットとしては、1口1万円の少額から投資ができ、利回り4%から8%といった、高い利回りを得られるチャンスがあります。

個人手不動産投資を行うには物件の管理や資金調達など、様々なハードルがありますが、不動産クラウドファンディングでは手間をかけずに不動産に投資をしていくことができます。

デメリットとしては、少額から始められるものの、運用実績が悪ければ元本割れをしたり、配当が支払われないなどのリスクがあります。

また、運用期間中は原則、出資した資金の回収ができず、急に資金が必要となってしまわないように余裕資金で行うようにする必要があります。

また、運用している事業者が倒産してしまう可能性もありますので、投資先はもちろん、運営会社についてもきちんと調べておく必要があります。

不動産投資型クラウドファンディングを選ぶ時の3つのポイント

不動産クラウドファンディングを選ぶ際、必ず確認しておきたいポイントとして3つ解説していきます。

運営会社

不動産クラウドファンディングは比較的新しいサービスということもあり、まだまだ実績や歴史が浅い企業が扱っている案件も少なくありません。

信頼できるサービスを選べるように、運営会社の過去の実績や資本金について確認しておきましょう。

不動産クラウドファンディングは中長期に渡る投資になるので、配当金の遅れや元本割れしたことがあるかについても調べておくのが良いでしょう。

投資できる案件数

人気の不動産クラウドファンディングは、募集開始から数時間で上限金額に達してしまうこともあります。

つまり、投資できる案件数が少ないと、投資したくてもできずに資金を有効活用できなくなってしまうかもしれません。

魅力的な不動産クラウドファンディングに投資をするチャンスを増やすためにも、取り扱っている案件数は多いほうがよいです。

また、取り扱える案件数が多いということは、それだけ実績やノウハウも蓄積されているということなので、判断する材料が多くなるのも魅力の1つですね。

投資先の不動産の種類

不動産クラウドファンディングでは、様々な不動産に投資ができます。

個人で不動産投資をする場合、居住用のアパートやマンションがメインになりますが、不動産クラウドファンディングでは商業ビルやリゾート施設など個人では投資が難しい不動産にも投資ができます。

投資先の不動産によっては、リスクはあるもののより高いリターンを狙える不動産もあります。

投資先の不動産の種類が豊富ということは、それだけ自身の投資先を分散させることが可能になります。

どういった不動産を主に投資先としているかも、きちんと確認して自身の投資ポートフォリオを充実させていきましょう。

不動産投資型クラウドファンディングの注意点

不動産クラウドファンディングには数多くのメリットがある反面、注意するべきポイントもあります。

少額から始められるとはいえ、リスクもありますので事前にきちんと確認しておきましょう。

出資後は解約できない

不動産クラウドファンディングは出資をすると運用期間中は原則解約ができません。

サービスによっては手数料や違約金を払うことで現金化できる場合がありますが、基本的には運用期間中に出資しなくてもよい余裕資金で投資をするようにしましょう。

元本割れする可能性がある

不動産クラウドファンディングはプロである事業者が運営してくれますが、不動産投資である以上、物価価格の下落や空室リスクによって損失が発生する場合があります。

つまり、投資した元本がマイナスになる元本割れの可能性があるということです。

あくまでも投資ということを理解した上で、損失が発生しても生活に困らない余裕資金で投資をするようにしましょう。

利回りが変わる可能性はある

不動産クラウドファンディングは、資金を集める段階で想定利回りを提示しています。

しかし、投資先の不動産の運営状況が悪ければ、当初の想定よりも得られる利益は減ってしまいます。

不動産クラウドファンディングで得られる利回りは、運用実績によっては減額になる可能性があることは気をつけておきましょう。

募集目標金額を下回ることがある

不動産クラウドファンディングには、各案件ごとに募集金額に上限が設定されています。

そのため、想定よりも資金が集まらなかった場合、案件が運用開始されない可能性もあります。

案件によって、上限に達しなくても運用を開始する最低募集金額が設定されていますが、資金が集まらなかった場合、申し込みをした案件に投資できない可能性があることは気をつけておきましょう。

分配金は確定申告の対象になることがある

不動産クラウドファンディングで利益が発生した際、所得として確定申告を行う必要があります。

投資した案件の契約方法によって、雑所得、不動産所得と課税項目が異なるので注意しましょう。

一般的には、雑所得となる匿名組合型の案件が多く、原則、20万円以上になると確定申告が必要になります。

その他、少額の利益でも確定申告の対象になるケースもありますので、不動産クラウドファンディングで利益を得る前に、確定申告が必要になるか確認しておきましょう。

実際に不動産投資型クラウドファンディングを始める時の流れ

不動産クラウドファンディングを始める時の流れを3つのステップで解説していきます。

まずは、利用する不動産クラウドファンディングのサービスを選びましょう。

信頼して投資できる運営会社かを確認して、サービスサイトに登録していきます。登録の際には個人情報の入力と本人確認書類の提出が必要なので事前に準備しておきましょう。

また、商品が少ないため競争率が非常に高くなっています。よって、一つの会社だけではなく、複数の会社に会員登録をしておくことをオススメします。

次に、投資する不動産を選びます。

案件ごとに運用期間や想定利回りが記載されていますので、投資先である不動産と期待できるリターンとを見比べて投資先を決めていきます。

投資する案件が決まったら、実際に投資をするために金額を決めて申込をしていきます。案件によって最低投資金額や申込み方法が異なるので気をつけましょう。

最後に、投資した案件から分配金を受け取ることで利益を得たら完了になります。受け取った利益は再投資にまわすか、自身の銀行口座に出金することもできます。

ソーシャルレンディング、REITとの比較

最後に、不動産クラウドファンディングとよく比較されるソーシャルレンディングとREITとの違いについても解説していきます。

ソーシャルレンディングは融資になりますので、借主が協力しないことには集まった資金がどのように利用されているか開示されません。

不動産クラウドファンディングは、事業者の判断で情報が開示されるので、投資先の物件情報についてより詳しい情報が欲しい人には魅力的といえるでしょう。

REITは投資先である不動産については、運用期間中に運用担当者が判断して決めていきます。

不動産クラウドファンディングは、投資資金の募集期間中に投資先の物件が開示されているので、投資家自身でどの不動産に投資するかを決めた上で投資をすることができます。投資先の不動産を自分でしっかり決めたい人にとっては嬉しいポイントと言えます。

まとめ

不動産クラウドファンディングは、少額から不動産投資を始めることができ、個人では投資が難しい商業施設やリゾート施設にも投資をすることができます。

運営管理は事業者が行ってくれるので、投資をした後の運営期間中にするべきことはなく、分配金が支払われるのを待つだけです。

一方で、不動産クラウドファンディングはサービスを開始してから歴史も浅く、実績が少ない運営会社もありますので、投資先を厳選する際には注意が必要です。

是非、今回ご紹介させて頂いたオススメの不動産クラウドファンディングをチェックして頂き、不動産投資を始めてみてはいかがでしょうか。

八木 チエ

株式会社エワルエージェント 代表取締役
みんかぶ(不動産投資)プロデューサー

宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナーなどの経験を活かし、第3者の立場で不動産投資をしていくうえで役に立つ情報をお届けします。

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