不動産投資とは

滋賀県での不動産投資|地域の特徴やオススメエリアを紹介!

2020/10/15
滋賀県での不動産投資|地域の特徴やオススメエリアを紹介!

滋賀県といえば、真っ先に皆さんが想像するのは琵琶湖ではないでしょうか。

その他にも比叡山延暦寺や彦根城など、有名観光スポットが多く知られています。

そのようなエリアですが、果たして不動産投資を行うメリットはあるのでしょうか?

実は、この滋賀県が不動産投資を成功させるための状況が比較的整っているといえます。

こちらの記事では、滋賀県のエリアの状況や優良物件の選定方法を紹介していきます。

滋賀県の基本情報

まず初めに滋賀県の人口と世帯数を見ていきましょう。

人口は、前月比で微減、また前年同月比で-0.05%となっています。

世帯数は、前月比で微増、また前年同月比で4431世帯増加しています。

人口が減っているのにも関わらず、世帯数が増加していることがわかります。

滋賀県内の主な市の人口と世帯数は以下の通りです。

市名

人口

世帯数

大津市

342,689

148,100

草津市

143,194

64,705

長浜市

114,145

44,059

彦根市

113,309

48,647

東近江市

112,693

43,471

守山市

83,0600

31,104

近江八幡市

81,442

32,045

出典:滋賀県

次に、滋賀県の地図を見ていきましょう。

県の中心には、日本最大の湖「琵琶湖」があります。

滋賀県の中で人口が多い大津市や草津市は南に位置しており、関西の中心である大阪までは、1時間程度で移動することが可能です。

出典:mapion

滋賀県の家賃相場

滋賀県の1Kの家賃相場ですが、どのエリアも40,000円弱~45,000円程度が相場になっています。

東京23区の水準と比べると半額以下です。

エリア

家賃相場

大津市

4.4万円

彦根市

3.9万円

長浜市

4.2万円

近江八幡市

4.7万円

草津市

4.0万円

守山市

4.4万円

栗東市

4.5万円

甲賀市

4.5万円

野洲市

4.6万円

湖南市

3.8万円

参照:SUUMO

参考に東京23区の家賃相場も記載しておきますので、比較してみてください。

【参考】東京23区の家賃相場

エリア

築10年以内

築20年以内

千代田区

13.09万円

11.48万円

中央区

13.30万円

11.59万円

港区

13.34万円

12.56万円

新宿区

10.76万円

10.23万円

文京区

10.51万円

9.50万円

台東区

10.21万円

9.95万円

墨田区

9.66万円

9.25万円

江東区

10.01万円

9.70万円

品川区

9.99万円

9.75万円

目黒区

11.36万円

10.68万円

大田区

8.54万円

8.28万円

世田谷区

9.33万円

8.96万円

渋谷区

12.30万円

11.85万円

中野区

8.35万円

8.23万円

杉並区

8.62万円

8.32万円

豊島区

9.61万円

9.10万円

北区

8.02万円

7.89万円

荒川区

7.56万円

7.64万円

板橋区

8.05万円

7.86万円

練馬区

7.57万円

7.39万円

足立区

6.75万円

6.76万円

葛飾区

6.74万円

6.69万円

江戸川区

7.06万円

6.97万円

参照:アットホーム

滋賀県で不動産投資をするメリット

安価で物件購入ができる

不動産投資をする上で、最も重要な指標の1つが利回りです

いくら家賃収入が多くても、物件購入価格が高いと利回りがイマイチ上昇しません。

安価で購入できるということは、高利回りが期待できます。

開発が進んでいるエリアがある

草津駅近くには、「アトラスタワー草津」が建設されました。

用途

住宅・サービス付き高齢者向け住宅・店舗など

階数

26階

高さ

約99m

延床面積

約39,900㎡

出典:旭化成不動産レジデンス株式会社

都内でも、「東京スカイツリー駅」や「高輪ゲートウェイ駅」などの例のように、開発が進むと、そのエリアの人口増や、家賃相場の上昇が見込めます

滋賀県での投資用不動産の選び方

人口が多いエリア

滋賀県内においては、県庁所在地の大津市の人口が群を抜いています。

人口第2位の草津市も積極的に開発が行われているエリアです。

滋賀県で不動産投資を行う場合には、大津市や草津市を中心に考えるとよいでしょう

交通の便が良いエリア

滋賀県と聞くと、都会とかけ離れたイメージを持つ方も多いと思いますが、実はそんなことはありません。

京都は30分程度、大阪へも1時間程度で行くことができるのが、滋賀県が人気ある理由の1つでもあります。

京都や大阪へ1本で行くことができる「JR東海道山陽本線」沿いの駅を中心に考えるとよいでしょう

滋賀県で不動産投資をする時のコツ

滋賀県の人口動態に注目する

不動産投資をする上で、重要なのは賃貸需要です。借り手がつかなければ、不動産投資運営は成立しません。

日本全体の人口が減少していく中で、滋賀県もその例外ではありません。人口動態に注目していく必要があります。

以下は、今後の人口動態予測です。

市名

2015年

2020年

2030年

2045年

2030年
指数

2045年
指数

大津市

340,973

340,598

331,706

305,931

97.3

89.7

彦根市

113,679

113,424

110,863

103,679

97.5

91.2

長浜市

118,193

116,637

111,847

102,361

94.6

86.6

近江八幡市

81,312

81,234

79,395

74,471

97.6

91.6

草津市

137,247

139,191

139,529

134,031

101.7

97.7

守山市

79,859

81,244

82,139

80,756

102.9

101.1

栗東市

66,749

68,783

71,132

72,175

106.6

108.1

甲賀市

90,901

89,900

86,429

78,734

95.1

86.6

東近江市

114,180

113,784

111,257

104,268

97.4

91.3

※指数(平成27(2015)年=100とした場合

出典:国立社会保障・人口問題研究所

2030年頃までは、人口の減少が比較的緩やかですが、そこから2045年までの15年間で人口が大きく減っていく自治体もあります

もちろん、自治体の人口が減っていくから投資に不向きというわけではありませんが、エリアの賃貸需要の予測をきちんと立てて、投資を始めることをオススメします

世帯数の変化に注目する

人口は少しずつ減少していく一方で、世帯数は増加しています

かつてのようなおじいちゃん、おばあちゃんから孫まで一緒に住んでいるといった拡大家族が減少し、一人暮らしの世帯や夫婦のみといった2人世帯が増加していると考えられます。

よって、ファミリータイプの物件よりもワンルームを中心とした床面積が25㎡~40㎡くらいの物件の需要が高まっていくと予想されます。

物件を選定する際に、念頭に置いておくとよいでしょう。

滋賀県で不動産投資を行った場合のシミュレーション 

滋賀県の収益物件は、安価ではあるものの、家賃があまりとれない恐れがあることや、人口もそれほど多くないため、空室のリスクが高いのでないかと思われている方も多く、検討する前の段階から候補として外してしまう方も少なからずいらっしゃいます。

そこで、都内の物件と滋賀県で、不動産投資をした場合のシミュレーションを比較してみました。是非、参考にしてみてください。

条件を合わせるために、以下の通りとします。

【物件の条件】

  • 間取りは「1R」
  • 駅徒歩10分以内

【融資の条件】

  • 自己資金200万円
  • 金利2.0%
  • 返済期間35年

都内での不動産投資シミュレーション

【物件例】

  • 価格 1,480万円
  • 築年数 27年8ヶ月
  • 家賃収入 7.5万円
  • 最寄駅 徒歩5分
  • 管理費・修繕積立金 16,160円

【シミュレーション結果】

  • 月々の返済額 42,401円
  • 表面利回り:6.08%
  • 月々の収支(家賃-ローン-管理費・修繕積立金) 16,439円
  • 10年後の収支累計 1,972,680円

※家賃の上昇/下落、金利の上昇/下落は考慮しておりません。

滋賀県での不動産投資シミュレーション

【物件例】

  • 価格 300万円
  • 築年数 29年1ヶ月
  • 家賃収入 4.4万円
  • 最寄駅 徒歩5分
  • 管理費・修繕積立金 15,900円

【シミュレーション結果】

  • 月々の返済額 3,312円
  • 表面利回り:17.6%
  • 月々の収支(家賃-ローン-管理費・修繕積立金) 24,788円
  • 10年後の収支累計 2,974,560円

※家賃の上昇/下落、金利の上昇/下落は考慮しておりません。

ここまでのシミュレーションで、滋賀県での不動産投資のイメージがつかめたでしょうか。

物件価格が安いので、自己資金を300万円程度用意できると金融機関からの借入れすることなく購入ができるので、ローンを組む必要がないケースも多くあります。

賃料収入は低いものの、物件の選定をきちんと行い、確保することができれば月々の収支は大きくプラスになります

滋賀県の投資物件にご興味がある方は、ぜひ当サイトで検索してみてください。

なお、こちらのシミュレーションには、固定資産税や所得税などの費用が含まれておりませんので、ご注意ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。滋賀県は、物件価格が安く高利回りが期待できます。一方で、エリアの賃貸需要には留意することが大切です。

ご興味のある方は、是非不動産会社へ相談してみるとよいでしょう。



八木 チエ

株式会社エワルエージェント 代表取締役
みんかぶ(不動産投資)プロデューサー

宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナーなどの経験を活かし、第3者の立場で不動産投資をしていくうえで役に立つ情報をお届けします。

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