「マンションの低層階に投資を検討しているけど、メリット・デメリットは?」
「高層階の利点を知りたい」
マンション投資を検討されている方は、階層選びで悩まれている方も少なくないでしょう。同じマンションでも、階層によって値段や需要が大きく違うためです。
では、マンション投資はどの階層に投資するのが、おすすめなのでしょうか?
それは、すべての階層に利点や欠点があるため、どこに投資するのが良いのか一概には言えません。
ですから、それぞれの階層の特徴を理解することは、自分のスタイルに合った投資をするうえでとても重要なのです。
そこで、本記事では、高層階や低層階、中層階の特徴について解説しています。
マンション投資を検討する際、自分に合った投資先を見つけるための参考に、最後までお読み頂けますと幸いです。
マンションに投資をする場合、階層ごとに値段や需要が違います。
例えば、高層階の場合は、日照時間が長いことや眺めが良いなどの利点があるため、価格は高額ですが需要も高いです。
反面、低層階の場合は、高層階のような眺めの良さなどはない代わりに、価格が手頃で手に入れやすくなっています。
このように、階層ごとに特徴が違うので、不動産投資をおこなうときには、あなたの投資プランに合った物件を選択することが重要です。
そこで、ここでは高層階や低層階、中層階の特徴をご紹介していきたいと思います。
高層階のメリットは以下の4つです。
上記について説明していきます。
低層階と比較して高層階は道路から離れているので、騒音が少ないです。
特に最上階の場合は、上に部屋がないので、上階からの騒音を気にする必要がありません。
ただし、比較的静かではあるが、都心部では騒音が全く無いという状態ではないです。
たとえば、窓を開けると、自動車の走る音などが聞こえてきます。
高層階の最大の魅力は眺めのよさです。
特に周りに高層な建物がないようなエリアだと、眺めが良く開放感もあります。
さらに、東京スカイツリーなどのランドマークが見える部屋や花火が見える部屋だと、より人気が高いです。
このように、眺めがよい部屋は需要も高いので、値段も上がる傾向にあります。
高層階の部屋は需要があるので、低層階と比較して価格も高く、資産価値も下がりにくいです。
そのため、買い手が見つかりやすく短期間で売却できるという特徴があります。
これは、不動産投資をするうえで、大きなメリットです。
ただし、近年は低層階との価格差は徐々に縮まってきています。
高層階の部屋は需要があるので、空室のリスクも低いです。
特に夜景がきれいな部屋や日当たりがよい部屋は、さらに需要が高くなります。
そのため、空室のリスクが低く、リスクをおさえて不動産投資をしたい方にオススメの物件です。
高層階のデメリットは以下の2つです。
上記の2点を説明します。
高層階は需要が高いので、高額なことが多いです。
特にメリットでもあるランドマークの近くにある不動産は、非常に高額になります。
そのため、投資資金が少ない方には、資金繰りが難しくなるため、おすすめできません。
部屋の向きによっては夏になると室温が上昇します。
なぜなら、高層階の部屋は日を遮るものが少ないためです。
それは、南向きの部屋はもちろんですが、西向きや東向きの部屋も該当します。
暑さを理由に選ばれない場合もある認識しておく必要があります。
一方で、低層階はどういったメリットがあるのでしょうか?
それは以下の3つです。
上記について説明していきます。
低層階の部屋は、同じ間取りと広さがある高層階の部屋と比較すると、価格が安い傾向にあります。
その理由は、日当たりも眺めも上層階に劣るからです。
一方、低層階は高層階よりも価格が安いため、価格を抑えて投資をしたい方におすすめできます。
ただし、低層階の場合は高層階よりも空室のリスクが高くなるため、駅の近くの立地を選ぶなどの工夫が必要です。
低層階の部屋は、高層階と違って階段を使用できるのも、人によってはメリットになります。
階段を利用することで、健康にもなるしエレベーターの待ち時間も短縮できると考える人がいるからです。
また、エレベーターを使用しないことは、2020年に大流行している新型コロナウィルスの対策にもなります。
このように、階段が楽に利用できるのは、意外に大きな利点です。
低層階の大きな魅力のひとつが災害時の影響が少ないことです。
災害が起きた場合、どの階層でも階段で避難するため、高層階と比較して時間がかかりません。
そのため、避難に時間がかかる高齢者や子どもがいる方は低層階のほうが避難しやすいです。
このように、災害対策が気になる方は、低層階を選択するため、ターゲット層を絞ることで空室のリスクを下げられます。
低層階のデメリットは以下の3つです。
上記について説明していきます。
低層階は高層階と比較して、プライバシーの確保が難しいです。
地上から部屋が見えることや隣のマンションなどからベランダで干した洗濯物が見えることもあります。
プライバシーに敏感な女性ではなく、男性を入居ターゲットに設定する必要があるでしょう。
低層階は高層階に比較して、防犯面に不安があります。
2階以上と部屋を選ぶ時の条件にされる方も多くいらっしゃいます。
このように賃貸ニーズを把握し、2階以上、もしくは3階以上などの階層を選ばれるといいでしょう。
一方、1階の部屋を選ぶときは、防犯対策がきちんとされているのか、庭があるなどアピールできるポイントがある物件を選ぶと無難と言えるでしょう。
低層階は地上に近いため、生活音や車の音などの騒音が気になります。
特に、電車が近くに通っている場所や交通量が多い道路に面している場所だと騒音がより気になる可能性が高いです。
窓を締めても騒音が気になるなら、窓ガラスを遮音性のあるものに変えるなどの対策が必要になります。
このように、低層階は高層階に比較して騒音が強くなりがちなため、人気が低くなりやすいのは確かです。
ただし、周囲の環境にもよります。
ですから、低層階を購入する際は、必ず周囲環境を確認するようにしてください。
中層階は高層階よりも価格が安く、低層階よりも価格が高いです。
一定以上の高さがある部屋の場合は、日当たりも良く、眺めもそれなりに良好といえます。
また、周囲の騒音についても低層階と比較して気になりません。
ただし、上下に部屋はあるので、生活音の問題は同程度です。
このように、中層階は高層階と下層階の中間でバランスの良さが特徴です。
不動産投資においてもバランスの良い階層であるので、投資しやすい物件になります。
ただし、他の不動産と同質化しやすいので、立地や共有部分などで違いを出すことが重要です。
高層階マンションなどは階層によって、特徴や値段に差があります。
そのため、不動産投資を検討しているなら、違いを良く理解しなければなりません。
それぞれの異なる点を理解することで、自分のスタイルに合った投資が可能になるでしょう。
投資マンションの階層で悩まれている方は、ぜひこちらの記事を参考にして頂けたら幸いです。