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不動産投資を始めたいけど詐欺に遭いたくない!どんな詐欺の手口があるの?

筆者: 八木 チエ不動産投資会社
2019/10/10

「これから不動産投資を始めたいと思っているけど、詐欺被害には遭いたくない…」

そんな人は、どんな不動産投資の詐欺が行われているのか知ることが大切です。

不動産投資は初心者でもきちんと知識を身につけることによって、スタートできる人気の投資方法であり、実際に多くの人が不動産投資を始めています。

しかし、中には悪徳業者が存在していることも否定できず、実際に詐欺にあった人も多くいます。同じような失敗を繰り返さないために、どんな詐欺が行われているのか、どんな人が詐欺被害に遭いやすいのかを知る必要性があります。

今回の記事では、どんな不動産投資詐欺が行われているのか、どんな人が詐欺被害に遭いやすいのかを解説していきます。

1.不動産投資詐欺とは?

不動産投資詐欺とは文字通り不動産投資を行う人に対して詐欺行為になるようなことを持ち掛けることです。

これから不動産投資を始めようと思っている初心者は、知識不足により物件の価格と価値が釣り合っているのかが判断しにくいもので、業者に言われるままに価格と価値が釣り合わない物件を購入したりなど失敗しています。


近年は詐欺の手口も巧妙化しているので、誰もが詐欺だと分かるような手口は少ない傾向にあります。

最初は親身になって相談に乗りつつ、巧みな話術で相手をその気にさせるのが詐欺師の常套手段です。

分かりにくい手口になっているからこそ、詐欺被害に遭う人が多いと言えるでしょう。


(1)不動産投資詐欺の手口はなぜ多い?

不動産投資詐欺には気を付けようと思っていても、なぜか詐欺被害に遭う人が後を絶ちません。

なぜなら、詐欺師にとって不動産投資は「お金が集まりやすく」、「取り扱う金額が大きい」ので非常に魅力的だからです。

当然大きな金額を動かすのは詐欺がバレるリスクがありますが、社会的な注目度が高い不動産投資は、それだけ儲けようと思って投資を始める人も多いのです。


中には詐欺とは言えない悪質な手口も横行しているので、気を付けようと思っていてもなかなか詐欺だと気づけないことも多くあるでしょう。

相手からすれば騙すつもりはなくても、結果的に上手くいかなかったと弁明すればそれ以上追求されることはほぼありません。

だからこそ、巧妙な不動産投資詐欺の手口が多くあると言えます。


(2)実は大手企業でも不動産投資詐欺の被害に遭うことがある

実は不動産投資詐欺は大手企業でも被害に遭うことがある恐ろしい手口でもあります。

例えば某大手ハウスメーカーは他人の土地を自分の土地として扱い、売却して代金を騙し取る地面師による詐欺被害に遭ったことを覚えている人もいるでしょう。


土地に関して詳しく、さらに優秀な社員が多くいる大手企業も不動産投資詐欺に引っかかることがあるわけで、自分は絶対に詐欺には引っかからないと思うのは危険です。


2.不動産投資詐欺の対象になりやすい人とは?

では、どのような人は詐欺にひっかかりやすいのでしょうか。以下にてその特徴をまとめましたので、自分は該当していないかぜひ確認してみてください。


(1)年収が高い人

不動産投資詐欺の対象になりやすい人の筆頭として、年収が高い人がターゲットにされやすいです。

なぜならば、年収が高い人は属性がよく不動産投資に適していて、実際にスタートすることも可能だからです。

年収が高い人は大抵高属性の職業なので、ローンの審査に通りやすいでしょう。

それを利用して高い物件を売りつけようとしてくるのが主な詐欺手口です。特に本業が忙しい人ほど詐欺に引っかかりやすい傾向にあるので、十分に注意しましょう。


(2)断れない人

「営業がしつこかったから、不動産を買った」という理由で不動産投資をスタートした人も意外と多くいます。

もちろん、それはいい投資物件であれば成功する方もいますが、やはり自分は全く興味がない投資商品を購入したわけですから、毎月身銭をきったり、空室期間が長引いたりしてしまう方もいます。そして、キャッシュフローが全く回らないから売却したいという方も少なくありません。

つまり、しつこい営業を断れない人は、狙われやすいと言えるでしょう。


(3)儲かる話に乗りやすい人

現在お金を持っていない、今後の生活が不安、一気に儲かる話がないか探している人などは要注意かもしれません。

儲かる話というのは世の中にいくらでもありますが、そうした話ほど裏があるもので、勢いで儲かる話に乗りやすい人ほど詐欺に引っかかりやすいのです。

確かに不動産投資は儲かる投資方法ではありますが、それは上手く運用できた末に得られる結果です。物件の運用には様々なリスクがありますし、きちんと理解したうえで回避策を立てないとなかなか成功しないでしょう。

儲かる話に乗せられやすい人は十分に注意しましょう。


詐欺以外にどのような失敗例があるか?については別ページでも解説しています。そちらも参照してみてください。

関連記事不動産投資の失敗理由を知る!4つの失敗理由から学ぶ対策とポイント


3.不動産投資詐欺の手口と回避方法

不動産投資詐欺の手口はだんだんと巧妙化しているので、どんな手口があるのか知る必要性があります。

それでは、不動産投資詐欺の手口と回避方法についてご説明しましょう。


(1)ケース① 満室の今なら儲かる

投資物件を運用する上で、部屋が満室になっているに越したことはありません。全ての部屋から家賃収入が得られる状態が理想的なので、確かに満室の状態なら儲かると言えるでしょう。

しかし、これは一時的に詐欺グループが部屋に入居している手口であり、あたかも満室であるかのように見せかけている可能性があります。

一般的な不動産投資でも満室の状態がずっと続く保証はありませんが、最初は確かに満室だったけど次々に退去されてしまい、まとまった家賃収入が得られなくなります。


これを回避するには、過去の入居者状況を見せてもらうことが重要です。入居者状況をチェックすれば、直近になって急激に入居者が増えるという不自然な動向が確認できます。

明らかに不自然に入居者が増えた場合は、この手口が行われている可能性が高いので注意しましょう。


(2)ケース② クーリングオフができない

通常、契約締結においてクーリングオフにより契約を解除することができます。クーリングオフができるから安心して契約できると思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

実は不動産売買のクーリングオフというのは、相手が宅建業者であり、なおかつ事務所以外で契約する場合に適用されます。つまり、相手が宅建業者ではなく、事務所で契約する場合はクーリングオフができないので詐欺の手口だと見極められます。

改めて契約する前に相手は宅建業者なのか、事務所で契約を行なうのか確認するだけでなく、簡単に契約しないようにすることが重要です。


(3)ケース③ 他の人にも不動産の売却を行う二重譲渡

特に初心者が見抜けないのが、他の人にも不動産の売却を行う二重譲渡です。

これは投資物件を購入する人に売却する傍らで他にもう一人、同じ投資物件を購入したい人にも売却する詐欺の手口です。

これにより、二人のどちらかが先に登記を備えた場合、もう一方の人が投資物件を購入したにもかかわらず投資物件を手に入れることができません。

二重譲渡を避けるためには、決済を行なう前に登記されているか詳しく確認し、売主に所有権があるのかをチェックすることが大切です。ご自身で行うことが難しい場合、司法書士に確認することをオススメします。


(4)ケース④ 上手すぎる話で興味を惹く

投資物件を購入しようか迷っている時に、上手すぎる話で興味を惹くのも古典的ではありますが効果が見込める手口です。購入を迷っている人に対して畳みかけるように上手すぎる話で興味を惹こうとしてきた場合、なにか隠している可能性が高いでしょう。

そこまでとんとん拍子に上手くいくような投資話はなかなかないので、慎重に進めることが重要です。


4.こんな話をしてきたら詐欺と疑うべし

もしも投資物件を購入しようか迷っている場合、話の内容によっては詐欺だと疑うものもあります。上手い話はどこにもない以上、口車に乗せられないようにするのが一番ですよ。

それでは、詐欺だと疑うべき話の内容についてご説明しましょう。


(1)100%絶対に儲かると豪語してきた場合

不動産投資を始めようと思っている場合、相手が100%絶対に儲かると豪語してきた場合は、詐欺の可能性が疑われます。

なぜなら、100%絶対に儲かる話こそ絶対に存在しないからです。不動産投資は様々なリスク管理を行ってこそ成功するものであり、失敗する落とし穴はいくらでもあります。

不動産投資の知識を持っている人なら誰しも気づくことなのに、相手が豪語してきた場合は詐欺を疑うべきでしょう。


(2)メリットだけ説明してデメリットを話さない場合

不動産投資には様々なメリットがあるので、おすすめの投資方法としてあちこちでピックアップされています。しかし、数多くのメリットの他に、気を付けなければならないデメリットもあります。

デメリットを知らずに不動産投資を始めると、必ず後悔することになるでしょう。不動産投資のデメリットを話さずに美味しいメリットの話しかしないのはあまりにも不自然です。


優良の不動産業者ならメリットだけでなく、デメリットについても分かりやすく説明してくれます。

一切デメリットを話さない時点で信用に値しないのはもちろん、詐欺に引っ掛けようとしているとも判断できるので絶対に信用しないようにしましょう。


(3)しつこく勧誘して契約を迫ってくる場合

不動産業界において、無理矢理に契約を迫ってくるようなやり方はご法度です。多少なりとも契約を取らなければ成績に繋がらないのは理解できるとしても、しつこく勧誘して契約を迫ってくるのは詐欺の疑いがあります。

もし、しつこく勧誘してくるようなことがあれば、根負けしないように強い気持ちを持ちましょう。


(4)不動産を購入した後のシミュレーションが粗雑な場合

投資物件を購入する場合、購入後のシミュレーションは非常に大切です。今後どのようにして運用すればいいのか、空室が出たらどうすればいいのかなど、入念なシミュレーションが成功への一歩になります。

しかし、詐欺をする側は先にお金を騙し取ることを優先するので、購入後のシミュレーションはどうでもいいと考えています。

もし投資物件を購入した後のシミュレーションをしたいといっても、適当で粗雑なことしかしない場合は詐欺の疑いがあります。


それでは、どのようにして信頼できる相談先を探すのか?については別ページでも解説しています。そちらも参照してみてください。

関連記事:不動産投資に重要な融資の種類とは?ローンの借り方を詳しく解説


まとめ

不動産投資はしっかりと知識を学ぶことが大切ですが、初心者はまだ何も分からないので詐欺被害に遭いやすいです。

もちろん詐欺をはたらける人の方が悪いですが、もしもどんな詐欺の手口があるのかが分かっていれば、詐欺被害に遭わずに済んだかもしれません。

自分は絶対に詐欺に引っかからないと思っている人ほど引っかかりやすいので、油断せずにどんな手口で騙そうとしてくるのか事前に知ることが大切です。


八木 チエ

株式会社エワルエージェント 代表取締役
みんかぶ不動産プロデューサー

宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランナーなどの経験を活かし、第3者の立場で不動産投資をしていくうえで役に立つ情報をお届けします。